重量物据付はどうやって数トンの機械を10センチの隙間に収めるのか?
工場の床に、どっしりと鎮座する巨大なプレス機や旋盤。
これらは一体どうやってその場所に置かれたのでしょうか。
重量物据付という仕事は、まさにこの「巨大なものを安全に、かつ正確に配置する」技術の結晶です。
作業の第一歩は、搬入経路の確保から始まります。
数トン、時には数十トンという重さがある機械を運ぶため、まずは床の耐荷重を確認しなければなりません。
もし床が重さに耐えられない場合は、鉄板を敷き詰めて荷重を分散させる養生作業を行います。
弊社では、この事前準備に最も時間をかけます。
段取りが仕事の8割を決めるといっても過言ではありません。
実際の移動には、チルローラーと呼ばれる小さな台車のような道具を使います。
これは、戦車のキャタピラーのような構造をしていて、一つで数トンの重さを支えることが可能です。
機械をジャッキで数センチだけ持ち上げ、このローラーを四隅に滑り込ませます。
そこからは、職人たちが声を掛け合いながら、ミリ単位の調整を行って指定の位置まで誘導します。
最後の大仕事が「据付」です。
ただ置くだけではなく、水平を完璧に出さなければなりません。
機械がわずかでも傾いていると、加工精度が落ちたり、故障の原因になったりします。
ここで登場するのがレベル出しという作業です。
と呼ばれる薄い鋼板を機械の足元に挟み込み、納得がいくまで調整を繰り返します。
特殊な技能が必要に見えますが、実は道具の使い方や手順を一つずつ覚えれば、誰でも挑戦できる奥の深い世界。
弊社では、こうした技術を一から伝えています。富士市にお住まいの方はぜひご相談ください。
